トレーニング

コンサート間近!英語で指示を出してリハーサルを成功させる

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Orchestra rehearsal

音楽での表現に国籍も人種も関係ないですよね。国内でも外国人のミュージシャンとの共演も珍しいことではなくなってきました。グループの演奏を理想的な音に近づけるためのリハーサルは大切ですが、限られた時間の中で言葉が原因で足を取られてはもったいないですよね。

そこで今回は外国人奏者とのリハーサルの時に意思疎通をスムーズにするフレーズをご紹介します。学んだフレーズが使いこなせるか確認するために、最後にクイズも用意したので、リハーサルに挑む前に学習ツールとして使ってみてください。

今回は弦楽四重奏のリハーサルを想定して、誰もが知っているパッヘルベルのカノンの練習をしている場面を思い浮かべてください。リハーサルを仕切るリーダーの立場で使う英語表現を見て行きましょう。以下の楽譜を使用します。

Canon in D

 

目次
1. 練習する箇所を指定する
2. 指摘する
2-1. 音量の指摘
2-2. 音程の指摘
2-3. テンポ・リズム・タイミングの指摘
3. 表現方法の指示
3-1. お手本を聴かせる
3-2. よく使う表現方法の指示
4. リハーサル英語のクイズ

1. 練習する箇所を指定する

まずは楽譜の中で、練習が必要と感じた場所にみんなの目を持ってくるための練習をしましょう。使う単語とその使用法は以下になります

小節 – measure

・ 1小節目 – measure one
・ 最初の4小節 – the first four measures
・ 最後の2小節 – the last two measures
・ 7小節目から – from measure seven
・ 10小節目の終わりまで – up until the end of measure ten
・ 3小節目から6小節目までの間 – between measures three and six

拍 – beat

・ 2拍目 – beat two / the second beat
・ 10小節目の4拍目 – beat four of measure ten / the fourth beat of measure ten
・ 11小節目の最初の2拍 – the first two beats of measure eleven
・ 3拍目から – from beat three / from the third beat
・ 3拍目の終わりまで – up until the end of beat three / up until the end of the third beat

頭 – the top

演奏の指示は色々な出し方がありますが、以下が代表的なものになります。音声を真似て、実際に声に出して練習しましょう。

Let’s take it from the top.

頭から弾いてみよう。

Can I hear measure seven?

7小節目を聞かせて。

Can we play the first two beats of measure eleven?

11小節目の最初の2拍を弾いてみよう。

We’ll play from measure seven up until the end of measure ten.

7小節目から10小節目の終わりまで弾いてみよう。

2. 指摘する

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演奏の善し悪しとその理由、さらにその改善方法を言葉で伝えるのはどの言語でも簡単なことではありません。楽器を持っていればお手本を演奏して見せることはできますが、楽器を持たない指揮者などの場合は、毎回奏者の楽器を借りてお手本を聴かせるわけにもいきません。

よくある奏法の指示を以下にまとめました。

2-1. 音量の指摘

音量の大小に関する表現は次のものが一般的です

音量が大きい – loud

音量が小さい – soft

音量を上げる – bring it up

音量を下げる – bring it down

それでは以下の文の音声を真似て、実際に声に出して練習しましょう。

I couldn’t hear you in measure eleven. Can you bring it up a little?

11小節目が聴こえなかったから、ちょっと音量を上げてくれない?

In measure ten, can you bring the 16th note up a little more? I was a little too soft.

10小節目の最後の16部音符をもうちょっと強く弾いてくれない?ちょっと小さすぎたよ。

I couldn’t hear the melody in measure seven. Can everyone else bring it down a little?

7小節目のメロディーが聴こえなかったから、他のみんなは音量を少し下げて。

Can everyone look at measure eleven? It’s too early to be so loud. Let’s bring it down here.

みんな11小節目を見てくれない?力強く弾くにはまだ早いから、ここは小さく弾こう。

2-2. 音程の指摘

音程に関する指摘に使う単語は日本語と変わらないので、簡単です。ちなみに、英語圏ではドレミファソラシドよりもCDEFGABCで楽譜を読むのが一般的です。

音程が高すぎ – sharp

音程が低すぎ – flat

文にすると以下のようになります。

I think the B in the 1st measure in the cello part sounded a little sharp.

1小節目のチェロパートのシの音がちょっと高かったかな。

In measure 9, your A sounded a little flat, so be careful.

9小節目のラの音がちょっと低かったから、気を付けてね。

2-3. テンポ・リズム・タイミングの指摘

演奏に熱が入ってしまってテンポが速くなってしまうのはよくあることですよね。テンポが急いでしまっている時の指摘と、テンポを抑える時の指示をする表現は以下になります。

テンポが速すぎる・急いでいる – we are rushing

テンポを抑える – keep to the tempo

We’re rushing towards the end of this section. We need to keep to the tempo.

このセクションの終わりに向けて急いじゃっているから、抑えて。

We tend to rush between measures 9 and 10. Listen to the cello.

9小節目から10小節目までの間速くなっちゃう傾向があるから、チェロをちゃんと聴いて。

合同練習をまだあまりしていないグループが演奏していると、リズムがずれたり、タイミングが合わなかったりするのは仕方のないことです。以下の表現を使って修正しましょう。

リズムを完璧にする – nail the rhythm

リズムが甘い – not nailing the rhythm

タイミングが早すぎる – we are landing the note too early

タイミングが遅すぎる – we are landing the note too late

タイミングが合っていない – the timing is off

入ってくるのが早い – we are coming in too early

入ってくるのが遅い – we are coming in too late

This is an important part, so we need to nail the rhythm.

ここは重要な箇所だから、リズムを完璧にしないと。

We’re not nailing the rhythm in measure eleven. Let’s take it slow once.

11小節目のリズムが甘いから、一回ゆっくり弾いてみよう。

In measure ten, you’re landing the last 16th note too early.

10小節目の最後の16部音符のタイミングが早すぎるよ。

Your timing is off on beat three. Let’s listen to each other more carefully.

3拍目のタイミングが合ってないよ。もっとお互いを良く聴いて。

1st violin is coming in too late in measure seven.

7小節目でファーストバイオリンが入ってくるのが遅いな。

3. 表現方法の指示

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一番難しいのが、頭の中にある理想の聴こえ方と、実際に演奏されている音が一致しない時にどう伝えるかです。

3-1. お手本を聴かせる

お手本を聴かせるのが早いので、まずはその方法を学びましょう。以下のフレーズを言った直後に弾いてみせます。

こうやって弾いて – Can you play like this?

Can you play with more energy like this?

こうやってもっと元気よく弾いて。

Can you play the staccato more clearly like this?

こうやってもっとスタッカートを強調して弾いて。

Can you look at beat 4 in measure nine? Can you play this note with an accent like this?

9小節目の4拍目だけど、こうやってアクセントをつけて弾いて。

3-2. よく使う表現方法の指示

その他、以下の表現が比較的使いやすいです。

もっと大げさに弾いて – exaggerate more

もっとさりげなく弾いて – make it more subtle

もっと伸ばして弾いて – lengthen the note more

もっと短く弾いて – shorten the note more

From measure twenty, can you exaggerate the crescendo?

20小節目からのクレッシェンドをもっと大げさに弾いて。

Can you exaggerate your vibrato on the half note?

二分音符のビブラートをもっと大げさにかけて。

Let’s make the pizzicato more subtle.

ピチカートをもっとさりげなく弾こう。

All your second notes in the 8th note pairs are too short. Can you try to lengthen them more?

8分音符ペアの二番目が全部短すぎだよ。もっと伸ばして弾いてみてくれない?

Your 16th notes are too long so can you shorten them more?

16部音符が長すぎだから、もっと短く弾いてみてくれない?

4. リハーサル英語のクイズ

それではこれまで練習した表現を実際に正しく使えるか試してみましょう。一度通して弾いてみて、以下の問題がありました。リハーサルのリーダーとして、グループになにを伝えるべきでしょうか?

1.

リハーサル01

2.

リハーサル02

3.

リハーサル03

4.

リハーサル04

5.

リハーサル05

 

解答例
答えはひとつではありませんが、解答例を音声のみで確認してみましょう。なんと言っているかわかりますか?

1. 


2. 


3.


4. 


5. 

 

いかがでしたか?音の表現は日本語でもただでさえ難しいのに、英語でとなると難しさを感じると思いますが、場数を踏めばだんだん、よく使われるフレーズなどがわかってきます。リハーサル中は他のメンバーの話をよく聴いて、真似するところから始めましょう。コンサートの成功を祈っています!

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