トレーニング

「本当の」英語発音を訓練して発話スピード&リスニング強化

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英語_発音

英語の発音に自信はありますか?発音がいい人の英語はかっこよく聞こえますよね。でも別に発音がきれいじゃなくても、世界にはいろいろな訛りの英語がありますし、意思が通じれば問題ありません。

しかし実は発音をある方法で訓練すると、「おまけ」で2つの恩恵がついてきます:

■ 発話スピードが上がる
■ 聞き取りが簡単になる

今回はこれらの恩恵が得られる訓練の仕方と、さらにその練習メニューを音声付きで用意しました。基本的には音声をそっくりそのまま真似るだけの簡単な訓練です。やればやるだけ発音、発話スピードと聞きとりが自然に上達するので、是非活用してください。

目次
1. 「きれいな」発音と「本当の」発音
1-1. 比較例1
1-2. 比較例2
1-3. 音を変化させて言いやすくする
2. 音の変化をマスターする
2-1.”t”の変化
2-2. アクセントのつけどころ
2-3. 単語のセット
3. 総合練習メニュー

1. 「きれいな」発音と「本当の」発音

英語_発音2今回ご紹介する発音訓練法は、英会話の中での「本当の」発音を練習することを主旨としています。

実は正確で「きれいな」英単語の発音は、必ずしも、英会話で聞く「本当の」発音ではないのです。英単語は他の英単語とつなげて発音する時に、音が変わることがあります。英会話では単語ごとにではなく、文で話すものなので、必然と音が変化した発音が用いられます。これが「本当の」発音の正体です。
つまりまとめると、

■ 単語単位で辞書にある通りに正確に発音するのが「きれいな」発音
■ 文の中で、音が変化した単語の発音をするのが「本当の」発音

なのです。違いを理解するために、それぞれの発音を実際に聞いてみましょう。

1-1. 比較例1

次の単語を、正確で「きれいな」発音で聞いてみましょう。

1. Get 2. Next 3. What

Get, Next, What

では次に、今聞いた単語を、他の単語と組み合わせた時の「本当の」発音で聞いてみましょう。

1. Get back 2. Next time 3. What day

Get back, Next time, What day

他の単語と組み合わさることでGet、Next、Whatの発音が変化したのがわかりましたか?ローマ字で「本当の」発音を表すとこうなります

1. Get back

 Get back(発音:Get back)

 Get back(発音:ge’ bak)

2. Next time

 Next time(発音:Next time)

 Next time(発音:nextaim)

3. What day

 What day(発音:What day)

 What day(発音:wa’ dei)

末尾の”t”の音が省略されているのがわかりますね。

1-2. 比較例2

次の単語を、正確で「きれいな」発音で聞いてみましょう。
1. And 2. The 3. To

 And, The, To

次に、今聞いた単語を、他の単語と組み合わせた時の「本当の」発音で聞いてみましょう。
1.And then 2. The magazine 3. To succeed

 And then, The magazine, To succeed

他の単語と組み合わさることで、これらの発音も変化しましたね。ローマ字で「本当の」発音を表すとこうなります:

1. And then

 And then(発音:And then)

 And then(発音:en-then)

2. The magazine

 The magazine(発音:The magazine)

 The magazine(発音:th-magazeen)

3. To succeed

 To succeed(発音:To succeed)

 To succeed(発音:t-sukseed)

And、The、To の発音が短く、そして弱くなりました。

1-3. 音を変化させて言いやすくする

なぜこのような変化が起こるのでしょう?単純に、その方が言いやすいからです。ひとつひとつの単語を丁寧に、「きれいな」発音で話していては、息が続きませんし、スムーズとは言い難いです。

長い文で違いを聞いてみましょう。音を変化させた方が言いやすそうに聞こえるかと思います。

 I usually get back home around 7:00 and then think about what day I want to go jogging next time.

 I usually get back home around 7:00 and then think about what day I want to go jogging next time.

会話の中でわざわざ言いにくい発音で話そうとする人はいないので、英会話で聞く単語は音が変化したものになります。この変化した発音ができるようになれば、

■ 単語をつなげて話すのが習慣となり、結果的に発話スピードが上がる
■ 自分も同じ発音をするので、ネイティブが変化した発音をしても何を言っているのか想像できるようになる

ということです。

2. 音の変化をマスターする

では代表的な英単語の音の変化を学んでいきましょう。練習メニューの音声をそっくりそのまま真似て、意識しないでも同じ発音ができるようになるまで何度も反復しましょう。

2-1.”t”の変化

まずは先ほどの比較例にあった、語尾が”t”の音の場合の変化をマスターしましょう。以下のように2つの変化パターンがあります。1

 get back, sit down, site seeing

 get in, sit around, bite in

* パターンBの発音の変化は、イギリス英語では発生しません

練習メニュー

それではこの変化をマスターするための練習をしてみましょう。以下の音声を聞いて、まったく同じ発音ができるまで何度も反復してください。視覚的な補助として、「本当の」発音をローマ字で表しました。

パターンA

1. lai’ speed (light speed)
2. wei’ treining (weight training)
3. hi’ product (hit product)
4. ku’bak (cut back)
5. je’ lag (jet lag)

パターンA応用

パターンAに関しては、語尾が”t”の音の場合だけではなく、語尾が”d”やg”の場合でも音が省略されることがあります。

1. spen taim (spend time)
2. pei’ vakeishon (paid vacation)
3. gu’ teemwork (good teamwork)
4. bi’ misteik (big mistake)
5. do’ tag (dog tag)

パターンB

1. gedawei (get away)
2. tei kidaut (take it out)
3. nodevri budee (not everybody)
4. gerlz nai dou’ (girl’s night out)
5. whademai dooing  (what am I doing)

パターンB応用

パターンBに関しては、語尾だけではなく、単語内でも”t”から”d”の音に変化します。

1. stardin tudei (starting today)
2. figyur skeider (figure skater)
3. skodish myuzik (Scottish music)
4. welkum pardee (welcome party)
5. steidus (status)

この発音が完璧に真似できるようになれば、一歩「本当の」発音に近づきます。

2-2. アクセントのつけどころ

次に、比較例にもあった”a”、“the”、“and”、“to”などの接続詞や冠詞の「本当の」発音を練習していきましょう。ここではアクセント(強弱)のつけ方が重要なポイントになります。

英単語は二種類に大きくわけることができます。これにより、アクセントのつけどころのヒントを得ることができます。

2

 

a dollar

“dollar”はふたつの音で構成されています。赤い方が長くて高く、はっきり聞き取れる音です。黒い方が短くて低い、はっきり聞き取れない音です。

■ do
llar

英単語は1つの音からのみ構成されるものもあれば、複数の音から構成されるものもあります。しかしどの単語も、必ず1つだけ、アクセント(長くて高い)がつく音があるのです。

まとめると、

■ 接続詞や冠詞などの文法の一部になる単語には基本的にアクセントはつかない
■ 名詞、動詞、形容詞などの意味を持つ単語はアクセントがつく音が必ず1つある

ということになります。このことを知り、意識せずにアクセントを適切につけることができれば、また一歩「本当の」発音に近づけます。

練習メニュー

それでは練習してみましょう。意味のある単語に適切にアクセントをつけ、そして意味を持たない単語にアクセントをつけない練習です。

視覚的な補助として、「本当の」発音のローマ字表記と、モールス信号で「長くて高い音」と「短くて低い音」を区別しました。

1. a new coffee shop

(発音:anyu kawfee shop
・- -・ -

2. call to make a reservation

(発音:kal t-mayka rezervayshon)
- ・ - ・ ・・ -・

3. but the teacher said no

(発音:bu’ th-teecher se’ no
・ ・ -・ - -

4. out of town for the summer

(発音:audov taun for th-su mer)
-・ - ・・ -・

5. mix and match

(発音:mixen mach
-・ -

例外

どの言語にもルールがあり、また例外もあります。

ここでは接続詞や冠詞などの意味を持たない単語にはアクセントをつけないとしましたが、次の場合には例外として、アクセントがつきます:

■ 2、または3つの単語から成る句動詞
例:

 stand by, put in, get over with, add on

■ 強調したニュアンスを出すために冠詞や接続詞を強調
例:

He is the best baseball player.

これでなぜ英語を聞く時に、聞きとりにくい音や単語と、聞きとりやすい音や単語があるのかがわかりましたね。同じように発音ができるように何度も反復練習をしましょう。

2-3. 単語のセット

最後に、複数の単語をまとめて、単語ごとではなく単語のセットごとに発音する練習をしましょう。この練習から結果的に、よくある単語の組み合わせが自然に身につくほか、発話スピードが劇的に上がります。

英文を読む時に、隣り合っている単語を組み合わせていき、段階的により大きな単語のまとまりを作っていきましょう。3

Step 1

 You (pause) can (pause) call (pause) me (pause) after (pause) ten (pause) next (pause) Monday.

Step 2

 You can (pause) call me (pause) after ten (pause) next Monday.

Step 3

 You can call me (pause) after ten next Monday.

真似をしてみて発話スピードが上がったのがわかりましたか?それでは以下の練習メニューで2段階にわけて、単語のセット単位で話す練習をしていきましょう。

練習メニュー

1.  Do you know how to use this device?

 Step 1: Do you know how to use this device?
 Step 2: Do you know how to use this device?

2. That’s a beautiful dress you’re wearing.

 Step 1: That’s a beautiful dress you’re wearing.
 Step 2: That’s a beautiful dress you’re wearing.

3.  I have to go home early today.

 Step 1: I have to go home early today.
 Step 2: I have to go home early today.

4. There has been a problem with operations.

 Step 1: There has been a problem with operations.
 Step 2: There has been a problem with operations.

5. I would like to change my room to a non-smoking one.

 Step 1: I would like to change my room to a non-smoking one.
 Step 2: I would like to change my room to a non-smoking one.

最終的にStep3くらいの大きなセット単位で話せるようになると、スピードだけでなく語彙の適切なつかい方や、文法の正確さも身につきます。

3. 総合練習メニュー

英語_発音3
今回ご紹介した「本当の」発音は、何度も練習しなければなかなか無意識にできるようにはなりません。たとえば1つの英文をスムーズに言えるようになるまで、3回の反復で済む方もいれば、15回反復してようやくできるようになる方もいます。慣れるペースは人それぞれなので、3回、5回と言わず、本当にアクセントもスピードもそっくりそのまま真似できるようになるまで繰り返しましょう。

1日1回発音の訓練ができるように、「本当の」発音の総合練習メニューを用意しました。これら全てを一発でスラッと言えるようになる頃には、発話スピードもリスニング力も自然に上達しているはずです。

1. I used to work at a bookstore part-time.

(発音:ai yustu workada bukstor par’ taim)

2.  Interest rates have hit the bottom.

(発音:interes-raytzhav hi’ th-bodom)

3. The meeting needs to be set back.

 (発音:th-meeding neez t-bee se’ bak)

4. Katy is one of our best employees.

 (発音:Keideeyiz wunovawer bes-temployeez)

5. George is the guy sitting over there.

(発音:jorjiz th-gai sidin-gover ther)

6.  I’ve always been a big fan of Batman.

(発音:aiv-alweiz bina bi’ fanov ba’ man)

7. Let me give you my business card.

(発音:Le’ mee givyoo mai bizines kard)

8. We need to cut costs drastically.

(発音:wee nee’ t-ku’ kostz drastikulee)

9. Who’s the next batter?

(発音:whooz th-nex bader)

10. I’ll start thinking about what to do next weekend.

(発音:ail star’ thinkina-bau’ wha’ t-doo nex weekend)

11. Is it true that you used to be a singer?

(発音: izi’ troo tha’ yooyoos t-bia singer)

12. What else can I do for you in the meanwhile?

(発音:whadels kenai doo foyoo in th-meenwhail)

13. I bet it’s going to rain tomorrow.

(発音:ai beditz gona rein tumorou)

14. I think I’ll have a light meal for lunch today.

(発音:ai thinkail hava lai’ meel fo-lunch t-dei)

15. Let’s first look at our past data.

 (発音:letz fers lookadaur pas’ deida)

16. She will be a pretty actress when she grows up.

(発音:shee wil bia pridee aktres when shee grouz up)

17. I’m starting to see a pattern in the market’s behavior.

 (発音:aim starding t-see upadern in th-marketz biheivior)

18. The computer won’t shut down even if I tell it to.

(発音:th-kompyuder won’ shu’ daun eevenifai teli’ too)

19. The casting is fine, but it doesn’t have a good plot.

(発音:th-kastingiz fain, budi’ duzn hava goo’ plo’.)

20.  My friend and I are going to meet up at the station.

(発音:mai frendenai ar gona meedup a’ th-steishon)

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