ビジネス英語

「提案」の英語を正しく使い分ける!使用例21個、音声付き

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Feeling positive about all the ideas

コンペで提案。会議で提案。営業活動で提案。ビジネスの中で「提案」する機会は少なくありません。

日本語で言う「提案」は、英語では以下の3つの表現全てを意味する非常に便利な言葉です。英語ではそれぞれ微妙に異なる意味を持ちます。

  1. propose (動詞) / proposal (名詞) – 相手に決議など何かしらの意思決定を期待・求める際に使われる「提案」
  2. suggest (動詞) / suggestion (名詞) – 相手の意思決定を補助する際に使われる「提案」
  3. pitch (動詞) / pitch (名詞) – 相手に商品やアイディアを売り込む際に使われる「提案」

今回の記事ではそれぞれの表現の適切な使い所と使用例をご紹介します。例文の音声を聴きながら声に出して真似て、各単語の自然な使い方を身につけましょう。

1. Proposeを適切に使う

Propose、もしくはproposalは以下の、割にシリアスな場面で使用します。

  1. 提案書を作ったり提出したりする時
  2. 見積依頼・提案依頼に応える時
  3. 承認を得るためにプレゼンする時

各用途を詳しく見て行きましょう。

1-1. 提案書を作る・提出する

提案書は英語でproposalです。ここでは社内で承認をもらうために書く提案書について話される場面を思い浮かべて使用例を見てみましょう。

 

I’m drafting a proposal for a new project right now. 

今新しい企画の提案書を作っているところです。

I’ll need a few more days to complete the proposal.

提案書を完成させるのにもう数日必要です。

I’ve submitted a proposal for a new project to the marketing director.

マーケティング部長に企画の提案書を提出しました。

1-2. 見積依頼・提案依頼

見積依頼、もしくは提案依頼は英語でRFP(Request for Proposal)と呼ばれます。RFPに応えて提案書を提出するなど、社外の相手に提案する際にもproposalを使います。

 

We’ve decided to make a proposal in response to the RFP from Autorealm Corp.

オートレルム社の提案依頼に応え、提案書を作成することになりました。

Don’t forget to have the proposal proofread by a few people before you submit it to the client tonight.

今夜先方に提案書を提出する前に複数の人に校正してもらうのを忘れないようにしてください。

We discussed the pros and cons of the proposals we got from each vendor.

各ベンダーの提案書の長所と短所を議論しました。

Everyone, please give a round of applause to James who submitted a winning proposal.

みなさん、今回の提案で契約を勝ち取ったジェームズに盛大な拍手をお送りください。

1-3. プレゼンをして承認を得る

Make a proposal は提案書を提出することを意味するだけでなく、口頭で行われるプレゼンを通した提案にも使われます。

 

I’m going to make a proposal for a new project at the board meeting next month. / I’m going to propose a new project at the board meeting next month.

来月の重役会議で新しい企画の提案をします。

Today, I’m here to propose a strategy to address our declining sales.

本日は売上減少の対策案をご提案させていただきます。

In this proposal, we will be looking at three important points.

このご提案では重要なポイントを3つご説明します。

Unfortunately, my proposal was rejected due to the lack of feasibility.

実現性の問題から、私の企画は却下されてしまいました。

There are a few points I need to revise in the plan, but the project that I proposed got the green light. / There are a few points I need to revise in the plan, but my proposal for the project got the green light.

数点変更しなければならない点はありますが、私が提案した企画にゴーサインをもらうことができました。

表現のチョイスについてワンポイント

さて、ここまでに同じ「提案する」という意味なのに propose 〇〇 make a proposal for 〇〇 という二つの表現が出てきています。違いは何なのでしょう?意味は全く同じですが、文法的な利便性とフォーマル度の2点に違いがあります。

  1. propose 〇〇 は “propose a new project” といったように、必ず目的語をつけなければなりません。
  2. make a proposal for 〇〇 は目的語をつけずに “make a proposal”とだけ表現しても適切なので便利です。また、表現が propose 〇〇 に比べ長い分、よりフォーマルに聞こえます。

2. Suggestを適切に使う

Suggest、もしくはsuggestionは以下の場面で、主に即興的に提案する際に使用します。

  1. 同僚や顧客の相談を受けて打ち手を提案する時
  2. 会議中に方針を提案する時

各用途を詳しく見て行きましょう。

2-1. 同僚や顧客の相談を受けて打ち手を提案する

同僚や顧客の悩みや困りごとを聴いて、それに対して解決案が思いついたらsuggestします。この場合、もし相手が提案を受け入れたとしたら、ほとんどの場合は提案を受けた相手が実際に提案内容を実行します。

提案というよりアドバイスである場合はI’d suggest that … という表現を使うのが一般的です。

 

I’ll probably need to make a suggestion or two about how to prevent data leaks at the next managers’ meeting. Could you guys give me some ideas?

次のマネージャー会議で情報流出対策の提案をひとつかふたつしなければならないので、みなさんからアイディアをいただけませんか?

I’d suggest that we password-protect all attachments when we email each other.

お互いにメールし合う際にあらゆる添付ファイルにパスワードをかけるといいと思います。

I’d suggest that you talk to the legal department before discussing details of the contract with our client.

お客さんと契約の中身を話す前に法務部に相談するべきだと思います。

2-2. 会議中に方針を提案する

大人数での会議など、改まった場ではsuggestionを使うとフォーマル度が上がります。もっとも、I’d suggest that … を使っても不自然ではありません。

 

My suggestion is that we password-protect all attachments when we email each other.

私からの提案としては、お互いにメールし合う際にあらゆる添付ファイルにパスワードをかけることです。

My suggestion is that we talk to the legal department before discussing details of the contract with our client.

お客様と契約の中身の詳細を話す前に法務部に相談することを提案します。

I’d like to make a suggestion. Why don’t we invite an external person in this discussion, to get a different perspective?

私からひとつご提案させてください。異なる視点を得るために、この議論に外部の人間を入れてみるのはいかがでしょう?

3. Pitchを適切に使う

特にアイディア、企画、商品や自分自身を売り込む営業活動の際に行う「提案」をpitchと言います。注意すべき点として、pitchは日常的に使われる単語ですが公の場で使うには適切な表現ではありません。

日本語でも同僚との会話の中で「明日先方に商品を売り込みに行くんだ」とは言っても、先方に対して「本日は弊社の商品を売り込みたいと思います」とは言いませんよね。Pitchはこれと同じ感覚で使われることを覚えておきましょう。

 

The president is coming back from her business trip on the 1st of next month. Why don’t you pitch your idea to her then? I’ll arrange a meeting.

来月1日に社長が出張から帰ってくるので、その時に企画を提案してみてはいかがですか?私が会議を設定するので。

I think System Model F will be the best match for Gladstone Corp. Let’s pitch it to them and see how they respond.

グラッドストーン社にはシステムモデルBが最適なソリューションだと思います。提案して反応を見てみましょう。

The client reacted positively to our pitch, and we are scheduled to have a second meeting with them.

提案内容がお客様に好評だったので、再度訪問させていただくことになりました。

 

いかがでしたか?会話の場面や目的によって「提案」の適切な表現は異なります。しかしイングリッシュスピーカーが適切に表現を使い分けられる理由はシンプルです。他人がそれぞれの表現を適切に使う場面に何度も遭遇しているからです。誰かに違いを習ったわけではありません。

このことから、今回の記事などを活用して、表現の用途が適切であるか感覚でわかるようになるまで多くの例に触れ、実際の場面で試していくことをお勧めします。

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